遠隔医療

Telemedicine

北海道は、従来から医師不足や医師の偏在化による医療格差の問題を抱えており、先進医療を受けるために遠方からの通院を余儀なくされる患者さんがたくさんいます。旭川医科大学では、患者さんが地元の医療機関で治療を受けられる機会を増やすため、1994年からICT(情報通信技術)を活用した遠隔医療を推進しています。

日中遠隔医療プロジェクト

「日中遠隔医療プロジェクト無償援助協定」締結

2011年5月、都市と地方との医療格差問題を抱える中国政府からの要請に応え、中国衛生部(当時)との間で、中国国内における遠隔医療の普及・促進活動を支援する「日中遠隔医療プロジェクト無償援助協定」を締結しました。

「日中遠隔医療プロジェクト無償援助協定」調印式
中国衛生部(北京市)で行われた調印式

具体的には、衛生部中日友好医院(北京市)、上海交通大学医学院附属瑞金医院(上海市)、都江堰市人民医院(四川省)、神木県医院(陝西省)に対し、旭川医科大学が有する遠隔医療(特に、3D-HD遠隔医療)の運用ノウハウおよび技術を提供することとなりました。

支援体制
支援体制

5拠点同時にプロジェクト始動式を開催

遠隔医療センターと中国の4病院を結ぶ国際間ネットワークが2012年3月に完成し、同年5月、ビデオ会議システムを用いて5拠点同時にプロジェクト始動式を開催しました。

プロジェクト始動式(旭川医科大学会場)1
プロジェクト始動式(ビデオ会議システムを用いて中国の各会場と交信)
プロジェクト始動式(旭川医科大学会場)2
プロジェクト始動式(ビデオ会議システムを用いて中国の各会場と交信)

旭川医科大学と上海瑞金医院による3D-HD手術映像の相互伝送を行い、その映像を各会場の出席者は3Dメガネをかけて視聴しました。

プロジェクト始動式(旭川医科大学会場)3

眼科遠隔医療の指導

中日友好医院が神木県医院に対して行っている眼科手術の遠隔指導に旭川医科大学も参画し、中日友好医院の眼科執刀医とリアルタイムにコミュニケーションをとりながら、手術術式の確認等を行いました。

眼科遠隔医療の指導1 眼科遠隔医療の指導2

乳腺疾患カンファレンスの開催

上海瑞金医院との間で、乳腺疾患に関するカンファレンスを開催しました。

乳腺疾患カンファレンス1 乳腺疾患カンファレンス2

プロジェクト始動式までの経緯